助成募集要項研究助成について

概 要

健康で豊かな食生活等の向上に貢献するとの理念のもと、食料、食生活及び食文化に関する研究、調査研究を推進する研究者及び研究機関への支援を通じて、社会公共の利益に寄与することを目的とし、研究費を助成します。

また、本年度から、複雑かつ多様化した社会課題の解決に資するため、幅広い研究分野、研究領域にまたがる学際的研究(連携、融合、協働)にも積極的に助成します。

研究助成対象


1.文理融合系及び学際的研究系
自然科学系、人文社会科学系の両領域に関する研究及び異分野連携・融合・協働研究

(文理融合研究テーマ例)
  • ポストコロナ時代の食料・農業政策、食料需給問題
  • 現代人が陥りやすいフードファディズムについて
  • 食品表示、食品安全と消費者コミュニケーションについて
  • 「食べるマインドフルネス」の国際比較と食事摂取状況との関連
  • デジタルとフィジカルを融合した心理的効果検証に基づくだれ一人とり残されない「食べるウェルネス向上」の確立

(学際的研究テーマ例)
解決が難しい複雑な課題に対処するため、複数の異なる学問分野が協働して新しい知識や技術を生み出すことを目指す研究。
  • 栄養バランスの改善を目指す高性能バイオセンサーの研究開発。
  • 農産資源を利用した環境負荷の少ない生分解性プラスティックの研究と製造技術の開発
  • 食物由来の生理活性物質又は機能性成分を用いた新たな感染症予防対策
  • バイオテクノロジーを用いた新しいバイオマーカーに関する研究と早期診断技術の開発
2.自然科学系
穀物科学、食品加工、食品安全、食品機能、栄養学、その他の生命科学等に関する研究


(研究テーマ例)
  • 生活習慣病対策における脂質、たんぱく質、炭水化物の役割に関する研究
  • 健康寿命延伸のための食品成分の新たな機能解明に関する研究
  • 食中毒、微生物制御、食品アレルギーなどの安全性確保に関する研究
  • 地球温暖化に対応した新たな食料生産の仕組みに関する研究
  • 代替タンパク質、未利用タンパク質の探索、活用に関する研究
  • 植物性素材、培養技術の食品への利用に関する研究
3.人文社会科学系
食料・農業政策、食品流通・市場動向・消費動向の課題、消費者の食認識等に関する研究


(研究テーマ例)
  • 我が国の食料政策が食生活に及ぼした影響について
  • なぜ食品の風評被害はなくならないのか―心理的メカニズムの解明
  • コロナ禍における消費者の外食行動における実証研究
  • 効果的なフードシステムの構築、連携体制について
  • 地球温暖化に対応した食料生産システム
  • 加工食品流通の強靭で持続可能なサプライチェーン構築に向けたロードマップの策定
  • 人口減少社会下における持続可能な農業の提案

募集要項(2026年度)

募集締め切り 2025年10月31日(木)
募集範囲及び申請方法

申請者は、申請書をダウンロードし、必要な事項を記入した上で(A3で1ページ※)、「申請書提出はこちら」から、提出のこと。他の方法で提出を希望する場合は、事務局に相談されたい。



申請書ダウンロードはこちら

申請書提出はこちら


※Macで資料を作成される方は、WordやExcelの場合、印刷時、用紙一枚に収まらない場合がありますので、A3横のPDFにてお送りください。

選考方法 研究助成事業選考委員会にて選考の上、理事会で決定する。
決定時期 2026年3月開催の理事会で決定し、助成対象者に連絡する。
助成期間 原則として、1年間とする。
助成金額 原則として、1件100万円とする。
助成対象者の義務 助成対象者は、当財団が定める期限までに研究成果報告書及び助成金の使途についての収支報告書を提出しなければならない。尚、期限までに提出されない時は、助成金の返還を求める場合がある。
個人情報の取り扱いについて いただいた個人情報は、ご本人の了承なく、当財団の研究助成事業以外には使用しません。