事業目的財団について
この法人は、健康で豊かな食生活等の向上に貢献するとの理念のもとに、食料、食生活及び食文化に関する調査研究、交流、研究者及び研究機関への支援等を通じて社会公共の利益に寄与することを目的とする。
主たる事業内容は下記のとおり。
- 食料、食生活及び食文化に関する研究者又は研究機関への助成
- 講演会等の開催
- 食料、食生活及び食文化に関する調査研究並びに交流
- 海外からの留学生に対する支援
- 我が国から海外への留学生に対する支援
- 食料、食生活及び食文化に関する研究への顕彰
- 機関誌、パンフレット等の刊行
- その他この法人の目的を達成するために必要な事業
<基本財産>13億4,556万円(2023年3月末現在)
■事業の実績
1.研究助成事業(2018年度~2022年度)
- 2018年「糖質制限の考古学―日本においていかに始まり、広がったのか」等、16 件1,550 万円
- 2019年「腸内細菌と協力して動脈硬化を減らす脂質をつくる」等、15 件1,400 万円
- 2020年「水溶性ビタミン、ナイアシンによる体内時計の調節機構の解明」等、17 件1,600 万円
- 2021年「自然免疫記憶を誘導する穀物成分の探索とその機構解析」等、16 件1,400 万円
- 2022年 「昼食欠食が糖代謝機能低下を引き起こすメカニズム解明」等、17件1,550万円
2.海外からの留学生支援事業
2013 年度に事業を開始して以来、2023 年度までの11年間で、17か国からの留学生延べ46 名に奨学金計4,660万円を支給している。
3.講演会開催事業
「食と健康」講演会を以下の通り開催した。
第28回 2020年9月2日(水)
「食べ物を通じて人間に危害を加える微生物たちの素顔」
東京海洋大学学術研究院教授 木村 凡 氏
第29回 2021年9月8日(水)
「腸における共生と食による免疫機能の発達」
十文字学園女子大学人間生活学部食品開発学科教授
日本大学医学部病態病理学系微生物分野教授 辻 典子 氏
第30回 2022年9月6日(火)
「健康寿命の延伸を目指した骨の健康を守る食生活」
東京農業大学 副学長、教授 上原 万里子 氏
第31回 2023年9月12日(火)
「子どもをbiopsychosocial(身体的・心理的・社会的)に捉え、支援する」
国立成育医療研究センター理事長
東京大学名誉教授 五十嵐 隆 氏